与那国に行ってきました。釣果27魚種まとめ
突然思い立って与那国島へ行ってきました。4年半ぶりです。
石垣からは飛行時間30分ほど、往復割引で総額15,000円程度で取れました。
2/28の朝の飛行機で行き、2泊して3/2の朝の飛行機で戻る丸2日間の旅程でした。
意気込み的には48時間睡眠なしで釣りに費やすつもりでしたが、実際にはそれなりにきちんと寝つつ、2日目は多少の観光もしながら楽しみました。
さすがの魚影の濃さ!初めての魚も2種見ることができ、大いに満足しました。
餌釣りをすればもっと効率よく多魚種に出会えるはずでしたが、今回はルアー一本で。別に縛りを設けたいわけでもこだわりがあるわけでもなく、単に手軽さと自分が海を泳いでいる擬似体験を求めてのことです。
以下、27魚種列挙します。体感的にはもっとたくさんの種類釣れてると思っていたほど、常にワクワクする時間でした。
1 テリエビス
後に出てくるミスジアカヒレイシモチと並び、石垣の夜釣りでも主たる顔です。
2 ニジエビス
テリエビスの色違いのような魚ですが、背鰭の黒で締まって見えるためかより赤みが鮮やかです。石垣ではテリエビス20に対して1ぐらいの割合ですが、今回の与那国では5:1ほどの割合で見られました。
3 クロオビエビス
兄弟姉妹分のアヤメエビスは今回は見られませんでした。
4 ヒレグロイットウダイ
初めて見た魚の1種目です。石垣にもいるはずですが稀だと思います。与那国にはそれなりに個体数がいるようで今回3尾釣れました。初日に釣れた2尾は大きく、体躯の逞しさに近縁のウケグチイットウダイとはかなり異なる印象を受けました。
6 ヨゴレマツカサ
おそらく初魚種ではないと思うのですが、今回の大きな収穫の一つです。アカマツカサとの見分けが難しく、「下顎が突き出しているかどうか」「背鰭の鰭膜が黄色みを帯びるかどうか」「虹彩の瞳の上の部分が黒ずむかどうか」というような違いがあるのですが、実際には個体差もあり判然としません。今回はそれらの違いが当てはまることに加え、上から見たときの両眼間隔の違いをはっきり見てとることができました。このことは別にブログを書こうと思います。
8 ホウセキキントキ
普段の石垣での釣りでは主に夜間の釣りものなのですが、今回はすべて日中に釣れました。太陽の光の下でこの美しい体色を見られるのは嬉しいです。
9 ゴマヒレキントキ
石垣ではホウセキキントキと場所により棲み分けているのではないかと思っていたのですが(あくまで僕自身の限られた体験からの想像です)、今回の与那国では同じ場所で、ただしこちらは夜間に釣れました。ホウセキと姿は似ていますが、分類上は属から異なります。
10 ミスジアカヒレイシモチ
テリエビスと並び、石垣ではどんなに渋い日でもこれは釣れてくれるというありがたい魚です。今回は好調の初日に1尾も釣れず、与那国にはあまりいないのかなと思っていたら2日目たくさん釣れました。その日は水温が下がって他の魚種はやや渋く、本種の相対的な低水温への強さが示されたのかもしれません。
11 カスリイシモチ
4年半前にもたくさん釣れました。石垣でも普通種ですが、与那国での方が割合が高いように感じます。
12 ユカタイシモチ
写真の個体は本種にしてはやや大きく、立派な体躯でした。
15 リュウキュウヤライイシモチ
4個体釣れましたが、いずれも発色が濃く美しかったです。
19 カンモンハタ
この個体は地の茶色が濃く、やや珍しい色合いだと思います。
23 ナメラベラ
石垣でも1個体釣ったことがありますが、雄型の色彩を呈したものは今回初めてです。(この仲間は持ち上げると体をくねらせて大暴れするので平置きしています。念のため付け加えますが、曇りでコンクリートは灼けておらず、さらに置く前に水を撒いてあります。)
27 キビレハタンポ
今回初めて見た2種目です。4年半前にユメハタンポを釣った場所なので、今回もそうだろうと何気なく思っていましたが、背鰭臀鰭のくっきりした黒が気になってはいました。帰ってから確認するとキビレハタンポのようでした。記録上は国内では西表島から報告されているのが主なようです。3尾釣れたので、与那国では珍しくない種なのだろうと思います。
以上27魚種です。
おそらく水温の上がる時期になればもっと多彩に出るはずです。また訪れたいと思いました。