名蔵アンパルの景色/世界湿地の日に寄せて
石垣島の南西部、名蔵川の河口に広がる干潟アンパルは、日本最南端のラムサール条約湿地です。
今日2月2日はラムサール条約が1971年の同日に制定されたことを記念しての「世界湿地の日」だということで、私自身のアンパルの写真を振り返ってみました。
景色や生き物の写真を淡々と並べる記事になりますが、ひとつにはそれらがこれからも長く見られるものであってほしいという願いにもとづいています。
私自身、ときどき魚を探してアンパル周辺を歩きますが、1970年代の資料をもとにマングローブ林や小河川を訪れると、ずいぶん様変わりしている=たくさんいると書かれている魚がいなくなっているということがあります。
もちろん、50年近く経っているわけですから、変化はあって当たり前です。人口も増え、私自身も移住者としてますます自然に圧力をかけており、訳知り顔でそれを嘆くのも厚かましい。
ただ、これほど名が知られ愛されてきたアンパルでさえも、もはや守るという意識をことさらに持たねば、気づかぬうちにバランスを失い損なわれうるものなのだと思います。
「世界湿地の日」が、そういうことを改めて思い起こさせてくれました。
ともあれ、以下に連なる写真を「こんなところがあるんだ、こんな生き物がいるんだ」などとご覧いただければ嬉しいです。
そしてよろしければ下記もお目通しいただければと思います。
●所与の現状をよしとして受け入れる思考(本ブログの過去記事)
●島の名前がつけられたハゼの未来(外部サイト:WWFジャパン)
(おわり)