「野底マーペー」の登山道で道を間違えた地元男子とその彼女さんを拾う
妹夫婦が石垣島へ遊びに来たので、吹通川でカヌーに乗ったり平久保崎へ海を見に行ったり。
カヌーのインストラクターの方が、「野底マーペー」への登山が8合目まで車で行けて手軽だと教えてくれたので、僕自身前から行ってみたかったこともありトライすることにしました。
79号線に出ている登山道の看板に従って道を折れ、畑の中をしばらく進むと前方から手ぶらの若い男女が歩いてきます。こちらに手を振るので車を止めると、「野底マーペー登りますか?乗せてください!」と。
そこからの会話は今ひとつ要領を得なかったのですが笑、要は
・野底マーペーには登山道が2つある
・この畑の道から続くのは麓から徒歩で登って行く本格登山道である
・もうひとつの登山道は山の反対で、8合目まで車で行けるのはそちらである
・彼らは8合目まで車で行ける近道登山道から登り、下山時に間違えて本格登山道から下りてきてしまった
・近道登山道の入り口に車を停めたままなので、そこまで乗せてくれ!頼む!
ということなのでした。二人が手ぶら軽装なのも納得でした。
僕たちとしても目指していたのは近道登山道だったわけで、彼らのおかげで間違いに気づくことができて助かりました。
それにしてもその男性は言葉の雰囲気からして地元の人っぽいけれど…と思って訊いてみると、「いえ、恥ずかしいんですけど地元です」。
沖縄本島からやってきた彼女さん(たぶん)を案内して随分久しぶりに登ったところ、先日の台風での倒木のせいで道が変わっており間違えてしまったとのこと。
もしそのまま歩いて車のところまで戻ろうとすると、そこからさらに4km近く歩くことになっていたところでした。
無事、近道登山道の入り口に到着。
笑顔が可愛らしい二人と別れて僕たちも登り始めましたが、林道は思った以上に幅が細く(ほぼ獣道の風情)、両脇の木に掴まりながらしばらく登るも、妊娠中の妹に無理をさせられるはずもなく(そもそもよく登ろうと思った!)、途中で引き返しました。
ですが、キノボリトカゲや美しいヤスデ(アマビコヤスデ)に出会え、また登る手がかりになってくれた両脇の木の幹も大変美しく、野底マーペーいいところだなあという好印象でした。
日を改めて山頂にトライしたいと思います。